僕は美容学校を卒業して、東京のサロンで働いていました。
スタイリストデビューはかなり早くて、メンズは3ヶ月、半年くらいでレディースもデビューしました。
その後、地元に戻ろうと思ったタイミングで、東上線沿いのサロンをいろいろ探していて。
前のサロンでは入客できる時とできない時があったり、労働時間に対して収入が見合っていない感覚もあったので、もっとチャンスがある場所で働きたいと思っていました。
僕は少し特殊で、一度大学に進学してから美容の道に入りました。
高校生の頃から美容師になりたい気持ちはあったんですけど、家が厳しくて、一度は医療系の大学に進んだんです。
でも、やっぱり興味のないことを頑張り続ける限界を感じて。
そこから美容通信に通いながら、美容室で働き始めました。
田口くんは本当に特殊だよね。
そうですね。new.に入った時は、まだアシスタントでした。 通信生を受け入れてくれるサロン自体が少なかったですし、男性スタッフが多いことや、実際に話してみた時の人当たりの良さもあって、ここで働きたいと思いました。

new.に入って大きかったのは、やっぱり入客のチャンスが多いことです。
少人数だからこそ、自分に回ってくるチャンスも多い。
前のサロンでは、スタッフ数が多くてフリーのお客様の取り合いになることもありました。
でもnew.では、入社してからしっかりお客様に入らせてもらえました。
僕も、アシスタントの頃から見ていて、お客様がいなくて困るという印象はなかったです。
スタイリストになってからも、フリーのお客様に入らせてもらえて、それを指名につなげていく流れがつくりやすい。
土台となるお客様の数があるのは、new.の強さだと思います。
僕は毎月、新規で50名くらい担当させていただくこともありますし、総客数でいうと月200名くらい担当することもあります。 その分、サロンワークで一人で回す力はかなりつきました。
普通にすごいですよね。
働いている時間は前職と大きく変わらないですけど、やった分だけ報酬につながるので、収入面は大きく変わりました。 前職と比べると、2倍、3倍くらい変わった感覚はあります。
new.は、業務委託サロンだけど助け合いがありますよね。
自分の友達でフリーランスをしている子は、基本的に完全マンツーマンで、他の人の仕事は一切手伝わないと言っていました。
でもnew.は、スタイリスト同士でもヘルプし合うことがあります。
そうですね。かぶっている時は、お互いに助け合います。
お客様に負担をかけないためにも、自分たちが助け合えるのは大きいと思います。
業務委託サロンって、もっと個人個人で働くイメージがあると思うんですけど、new.はそこが違うかもしれないですね。
僕はアシスタントとして入ったので、最初は本当にいろんなスタイリストに教えてもらいました。 当時は今ほどカリキュラムがはっきりしていなかったので、各スタイリストのいいところを盗むような感覚でした。
全員から教わってたよね。
そうですね。 みんな言うことが違う時もあったんですけど、「それぞれのいいところだけ盗めばいいよ」と言ってもらえたので、迷うというより、自分で選んで吸収していく感覚でした。

僕らの関係性は、マブダチみたいな感じですかね。
気楽な感じですね。
営業後に2人でご飯に行ったり、マッサージに行って帰ったりもしていました。 年も近いですし、話しやすい関係です。
でもタイプは全然違うと思います。 僕は考えるより先に動くタイプ。失敗することはわかっているので、まずやって、失敗して、そこから成功に近づいていく感じです。
僕は逆で、できるだけ失敗しないように動くタイプです。 怒られないようにとか、その後の自分のメンタルまで考えて動くので。
だから真逆ですよね。
でも、真逆だからぶつかるというより、吸収できるところが多いです。 僕は高橋さんの行動力が欲しいなと思っています。
僕は逆に、田口くんの頭の使い方とか、吸収の早さをすごいと思っています。 アシスタントの頃から、必要なものを必要なだけ吸収していくタイプで、本当にすごいなと思っていました。

僕にとっていい美容師は、信頼される美容師です。
美容師である前に、人としてお客様と向き合う仕事だと思っています。
店長だから任せたい、ではなくて、僕だから任せたいと思ってもらえる存在でありたいです。
そのために、お客様の立場に立って考えることを大事にしています。
自分がその髪質だったら、どこが気になるだろう。
この人はなぜ美容室を変えてきたんだろう。
そういうところまで考えて、カウンセリングするようにしています。
僕は、お客様にとっての正解になれる美容師がすごいと思います。
技術や薬剤知識ももちろん大切ですけど、それは最終的には個人の話だと思っていて。
お客様が「お任せで」と言える。
その人がつくったヘアスタイルで自信を持って外に出られる。
そういう影響力のある美容師はすごいなと思います。
あとは、人として裏表がないこと。
お客様にはいい顔をしているけど、身内に対しては違うという人も見てきたので。
長い時間働くからこそ、人間性は出ると思っています。
入社した頃と比べると、今は怖いものがあまりなくなりました。
いろいろな経験をさせてもらったので、トラブルが起きても「来たな」くらいに構えられるようになった。
技術面もそうですし、経験値の面でもすごく成長できたと思います。
外から見ても、高橋さんは自信がついたと思います。
入った当時は、知らない土地で働き始めたばかりという感じもあって、少し小さく見えていたんです。
でも今は店長になって、大きい背中を見せてくれている感じがあります。
田口くんは、入社した時からすごい人だなと思っていました。
美容師になりたいという気持ちがはっきりしていて、自分の売り方や進む道も見えていた。
だから、売れるだろうなとは思っていました。
技術は後からついてくるので、あとは時間の問題だなと。
急に恥ずかしいですね。
今も本当にすごいなと思っています。